分子栄養学とは
分子栄養学という言葉は、元信州大学教授の大木幸介氏がはじめて使ったもので、「分子生物学」と「量子生物学」との考え方によって構成された「科学としての栄養学」といえます。
20世紀後半における科学上最大の成果といわれる「遺伝子の実体」が明らかにされたのは1953年、学問として成立したのは1958年のことです。イギリスの物理学者・クリックとアメリカの生物学者・ワトソンによって、DNAの構造が解明され、それまで生命を支配する特別な法則があるとされていたものが、実は物理学などの科学の法則で、一切の説明ができるようになったのでした。
この成果を活かすことにより、遺伝子学は分子遺伝子学となり、薬理学は分子薬理学となったわけで、多くの古い科学は、新しい真の科学へと次々と変身していきました。従来の栄養学は経験的事実の羅列であって、科学の体裁をなしていませんでした。それも人の体をDNAの設計図によって作られる物質分子の集合体であると捉える分子生物学によって、「分子栄養学」という形に進化していったのです。




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